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2012 REPORT

1.「原発をなくす高知県民連絡会」結成総会 2012年4月14日

結成総会は、桟橋通りの青年センターアスパルの会場に溢れんばかりの133名が参加し、予備イスを構えるほどでした。司会をグリーン市民ネットワーク高知の外京ユリさんが務め、議案提案を山﨑平和運動センター議長がおこないました。

申し合わせを徳弘平和委員会理事が提案し、会場から7名の補強意見などが出され満場一致で採択されました。

また、「大飯原発・伊方原発の再稼動を許さない特別決議」(案)の提案をi女性会議の浜田さんが読み上げ、満場の拍手で採択されました。結成総会で入会された団体は19団体、個人は20名でした。

総会終了後、「伊方原発差し止め訴訟」弁護団長の薦田弁護士から講演をいただきました。

総会で採決された特別決議は、国、県に要請する取組みとし、5月1日に県要請行動を実施しました。

 

2.愛媛県庁包囲行動への参加  2012年6月10日

松山市の城山公園に愛媛県内をはじめ全国各地の脱原発市民団体などおよそ100団体、1300人が結集し、伊方原発の再稼動中止を訴えました。

伊方原発に対する抗議行動としては、同原発3号機の増設に伴って1982年、旧通産省が伊方町で公開ヒアリングを開いた際、反対派が約2000人を集めて行ったデモに次ぐ、近年では最大規模の集会となりました。

開会あいさつで、「伊方原発を止める会」草薙事務局長は、「原発と人間は共存できない。今日みなさんと歴史を変えたい」と訴えました。

また、集会に参加した九州、山口県上関、高知県、広島市や福島避難している木田さん。地元愛媛大学学生や「伊方原発運転差止訴訟団」の中川弁護団事務局長らがそれぞれアピールをおこない、全国の市民運動を代表して、ノンフィクション作家の広瀬隆さんが訴えました。

集会決議を読み上げ採択した後「さよなら原発」「自然エネルギーへ転換を」など思い思いの旗やプラカードを手にした参加者は「伊方原発はいらないぞ!伊方原発再稼働反対!原発から子どもを守ろう!原発を廃炉しよう!瀬戸内海を守れ!原発より命が大事!さよなら原発!」などとのシュプレヒコールをあげながら、県庁へ向かいました。

県庁前では、参加者らが原発をなくすことが唯一の責任ある行動として、知事が再稼動に同意しないよう訴えたあと、大街道や湊町商店街デモ行進し、通行人らに再稼働阻止を訴え、松山市駅前で流れ解散しました。

翌日11日伊方原発をとめる会と集会に参加した県内外の約70人は、再稼働に同意しないよう中村時広知事宛てに申し入れ、集会決議とおよそ3,600人分の署名を県の山口道夫原子力安全対策推進監に手渡しました。 この集会には、高知県からバス6台を準備し292名余りが参加しました。

 

3.大飯原発再稼動を許さない緊急集会 2012年6月30日

 防波堤や重要免震棟の工事なども先送り、ストレステストの2次評価の未実施など安全対策は不十分なまま、6月16日、野田首相は、自らの責任として大飯原発3・4号機の再稼働を決定しました。   

「原発をなくし、自然エネルギーを推進する高知県民連絡会」世話人会議では、こういった情勢に鑑み緊急の集会として、30日高知市役所前広場で開催しました。

 集会には、緊急な集会にかかわらず200名の参加がありました。集会の司会進行を山﨑共同代表がおこない、集会参加者からの発言方式で、約15名が思いを述べました。その後、帯屋町アーケード内をそれぞれが歩く形式で原発再稼動反対を呼びかけて中央公園北口まで行進しました。

 

4.「伊方原発の再稼動を行わないことを求める」対県交渉 2012年7月18日

 結成総会で採択された、「大飯・伊方原発の再稼動を許さない特別決議文」を持って、5月1日に、世話人で高知県へ原発の再稼動をさせないように申入れを行いました。さらに、その後の「伊方原発の再稼動を行わないことを求める」自治体議会意見書のとりくみを踏まえ、7月18日に、林業振興・環境部副部長を相手に、拡大世話人レベルでの交渉を行いました。当日は37名が参加しました。

 交渉では、県議会の知事答弁を踏まえ5項目に論点整理をした要請書を提出し交渉に臨みました。

 県側は、「なくす会」の要請に一定応えるものの、私たちの持っている原発再稼動への懸念や国・電力会社への不信感や原発事故への危機感の差異は埋めきれない回答であり、さらに要望を述べ終了しました。

 

5.「伊方原発の再稼動を行わないことを求める7・22集会」 2012年7月22日

 対県交渉や街宣活動(ビラ・署名)行動を積み重ねながら、今夏の猛暑による電力消費のピーク控える情勢から「伊方原発再稼動」に危機感を持ち7月22日に3・11高知集会に次ぐ最大規模(500名)の参加人数を目標に集会を開催しました。

高知市丸の内緑地には、400名が集まり、外京共同代表の集会基調報告に続いて、疎開ママからの報告と「7・16さよなら原発10万人集会」の参加者から報告がありました。

また、会場参加者のフリートークもあり、マイクを持って思いを訴えました。その後、「再稼動反対」のシュプレヒコールをしながらデモ行進に出発、四電前を通って中央公園北口まで行進をしました。

 

6.ストップ伊方原発再稼動・とめよう大飯原発8・19松山行動in愛媛 2012年8月19日

 集会には、松山堀の内公園に全国から500名が集まりました。午後1時集会が始まりましたが、曇天の空は一気に雷と大雨で公園の集会は中止となり場所を美術館講堂に移して再開されました。

全国の30程の市民団体が一分間スピーチをおこなうなど集会の閉会が大幅に遅れ、当初のデモ行進のコース(2.7キロ)も中止となり県庁前付近でシュプレヒコールをおこない終了しました。高知県からは29名が参加しました。

 18:30から「全国ネット相談会」がおこなわれました。「全国ネット」を立ち上げ、全国の原発立地県の現地の闘いを財政的も含めてどう支援していくか、その相談と運動の確認の場でした。

 

 

7.いかんぜよ 原発再稼動!11・11高知集会  2012年11月11日

 3・11東日本大震災がおきた11日にあわせ全国的に呼びかけられた集会は、全国各地で200ヵ所を越す集会や学習会など「反原発」のさまざまな取組みがなされました。

全国での集会開催呼びかけに呼応し、「いかんぜよ原発再稼動!11・11高知集会」が丸の内緑地公園で開催され、雨天にもかかわらず400名近くの人々が集まりました。

 山崎共同代表から、伊方原発再稼動反対の自治体意見書決議が34市町村のうち22市町村で採択されている状況を踏まえた基調提案のあと、会場からの一分間スピーチで、東京・岡山などから参加した方や放射能避難者の方などから発言があり、参加者全員で原発反対の替え歌を歌い、最後に集会宣言(案)を提案し採択されました。その後、帯屋町アーケードをデモ行進し市民・県民に原発再稼動反対を訴えました。

 

8.3.11を忘れない 原発ゼロ大行動in高知  2013年3月10日

福島原発事故から2年という節目にあたって、3月10日(日)城西公園にて「3.11を忘れない原発ゼロ大行動in高知」を800人の参加者で開催しました。

外京共同代表から「福島の10人に甲状腺がんが見つかっている。汚染されているのは福島県だけではない。昨年6月にできた原発事故子供被災者支援法は、基本方針すら決めていない。この事故のおかげで、この国がいかに国民の命と暮らしを粗末にし、いかに国家は国民をだますのかよく学んだ。私たちは力を合わせ、高知県の将来ビジョンとして地産地消のエネルギー、食糧増産と地産地消、地域の仲間たちとの豊かな交流、地域にお金が回っていく地域づくり、地域でわくわくしながら生きていくことを一緒に作り実行して行こう。」と基調提案がされ、定番となった1分間スピーチに移り、「森のくまさん」の替え歌合唱、集会宣言採択、パレードに移りました。パレードについては、集会時間が食い込んだことや急きょ解散場所を2カ所に変更したこともあり、最終解散地点の高知駅までは、多くの方々が、時間内にたどり着くことが出来ず、また、人数も少なかったことから今後の課題となりました。

 

9.伊方原発稼働反対署名と毎週金曜日行動

 「伊方原発を止める会」が呼びかけた「伊方原発再稼働反対署名」について、積極的に取り組むこととし、各構成組織内でのとりくみと同時に、街頭署名に取り組んできました。昨年10月からは、首相官邸前行動など全国各地でのとりくみに連動して、毎週金曜日に責任団体を決めて取り組むこととし、現在も継続中です。

 

帯屋町行動の責任団体

 第1金曜日 平和委員会、新婦人

 第2金曜日 平和な未来を考える会

 第3金曜日 共産党・県労連

 第4金曜日 平和運動センター、社民党、新社会党

 第5金曜日 平和運動センターまたは平和委員会

  • グリーン市民ネットワーク、サロン金曜日は高知市役所前で街頭アピール行動を実施

     

    署名集約数

     全体数   217088筆

     うち高知県 25726筆

     

    10.伊方原発の再稼働を行わないことを求める自治体議会決議のとりくみ

     伊方原発の再稼働を許さないとりくみとして、各自治体議会から首相、経産大臣および愛媛県知事に対して、地方自治法第99条に基づく意見書決議を行うことを求めてきました。自治体議会議長に対する要請や地元の方々からの議員要請なども行う中で、現時点で、県内34市町村中25市町村での決議を実現しています。決議は否決されましたが、宿毛市においては、独自に要請署名が取り組まれています。

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